えみこ日記

議会の品位とは? 熊本市議会の懲罰について思う

2018.10.03 Wednesday

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    報道によれば、熊本市議会で先月28日、第3回定例会本会議の質疑で緒方ゆうか議員が龍角散のどあめを口に含んだまま演壇に立ったとして議員たちが非難し、その対応で本会議が何度も中断したとのこと。

    議場での議員の飲食を禁止する明確なルールはないが、市議会会議規則にある「品位の尊重」に触れるとして急きょ懲罰特別委員会を設け、緒方議員への懲罰を陳謝と決めたが、事務局が作成した陳謝文を読むことを緒方議員が拒否したため、再び委員会を開き、さらに重い一定期間の出席停止となったそうです。

    のどあめをなめた理由について、緒方議員は取材に対し、数日前から風邪と微熱の症状があったと説明。あめをなめて咳を抑えようとしたという。

    懲罰となった根拠は、以下の熊本市議会会議規則にある
    (品位の尊重)
    「第134条 議員は、議会の品位を重んじなければならない。」である。

    同様な規定は、八潮市議会会議規則にも規定されています。
    (品位の尊重)
    第151条 議員は、議会の品位を重んじなければならない。

    一方、地方自治法にも(品位の保持)については、規定があります。
    地方自治法第百三十二条 普通地方公共団体の議会の会議又は委員会においては、議員は、無礼の言葉を使用し、又は他人の私生活にわたる言論をしてはならない。

    地方自治法にいう「品位の保持」とは、差別用語を使ったり、他人の私生活にわたる言論をすることである。

    今回の件については、賛否両論があるようですが、私は、双方ともに非があったと思います。

    緒方議員は、事前に「のどの具合が悪いので、円滑に議論をするためにのど飴を許可して欲しい」と、議長に申し出をすべきだったと思います。そして、仮に許可があったとしても、質問の際は、口から出すべきだったとも思います。

    一方、懲罰を課した熊本市議会の判断は、明らかにやりすぎ。誰もやりすぎだと反対する議員がいなかったというのも驚きですが。今回のことは、議長が後で緒方議員に注意すればそれで済んだことです。仮に、多数派の議員が同じような行為をしたとしても、ここまでの厳しい懲罰は課せられなかったと思いますので、明らかに少数派に対するいじめの要素もあったと思います。

    若い議員を育てるのは、長老議員の役目です。たとえ会派が違っても。
    私も長年一人会派でやってきたので、理不尽な理由で、発言の取り消しを求められたことは多々ありました。今は、こちらも用意周到を期して取りかかるようになっているので、そういうことはなくなりましたが、往々にしてどこの議会でも多数派による少数派いじめはあると思います。

    簡単な注意で済む話をことさら大きくし、熊本市議会全体のイメージダウンとなってしまったのは、本当に残念なことです。

    今回は、一括否決された7件の請願について、緒方議員が質疑をしている中でのことで、質疑中も多くのヤジが飛び交っていたそうですが、それこそ、そもそも自治法にある品位の保持が保たれていなかった状況下でのことで、ヤジった議員たちには何のお咎めもなかったのも変です。

    それから、熊本市議会では、議長席にある水差しとコップが、議員が発言する演壇には置かれていないことが分かりました。

    八潮市議会では、議員の発言する演壇には、水差しとコップが置かれていて、私は、討論の前には時々コップに水を注ぎ、口を潤してから、討論を行います。特に、風邪をひいた時には、コップ一杯の水はとても必要です。

    熊本市議会は、今回の反省を込めて、まずは演壇に水差しとコップを備えましょう。

    選択議定書の批准に向けて!CEDAW委員パトリシア・シュルツさん招聘によるシンポジウム・講演会等日程のお知らせ

    2018.09.23 Sunday

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           CEDAW委員パトリシア・シュルツさん招聘によるシンポジウム・講演会等日程

      女子差別撤廃条約選択議定書ってご存知ですか?

      選択議定書とは本来、条約に盛り込まれていない事項を条約の一部として定める法的国際文書であり、条約から独立したものであると同時に、条約から切り離しては存在できません。また、効力を持つには条約締結国によって批准されることが必要。女子差別撤廃条約の選択議定書は、個人等の通報制度(個人または集団が、条約違反に対して女子差別撤廃委員会に申し立てできること)を定めたもので、1999年第54回国連総会で採択され、2000年に発効した。申し立てには裁判で解決に至らなかった等国内での手段を尽くしていることが要件となっていますが、人権への重大で組織的な侵害があった場合には女子差別撤廃委員会がその国への訪問を含む独自の調査に乗り出せることが盛り込まれています。国内の現状に合わせた判断だけでなく、条約に基づいて女性に対する差別や暴力についての判断を受けることができます。
      2017年12月現在の締約国は109カ国であるが、我が国はまだ批准をしていない。司法権の独立を侵害するとの恐れ等、選択議定書に対する政府の理解がまだ十分得られていない状況があり、批准に向けて世論を高めていくことが課題です。

      この度、女性差別撤廃条約NGOネットワーク(JNNC)他は、日本のジェンダー平等の前進を求めて、今年10月、女性差別撤廃委員会委員で個人通報作業部会長をされているパトリシア・シュルツさんを招聘し、下記の日程でシンポジウム・講演会を行います。奮ってご参加ください。

      ◎2018年10月2日(火)11:30〜13:30
      院内集会 「日本をジェンダー平等社会に! 
      CEDAW委員パトリシア・シュルツさんを迎えて」
              会場  衆議院第二議員会館第1会議室
              共催  JNNC/国際女性の地位協会/女性人権機構

      ◎2018年10月2日(火)18:00〜20:00 
       日弁連シンポジウム 「なぜ女性差別撤廃条約選択議定書の批准は必要か
               〜パトリシア・シュルツ国連女性差別撤廃委員会個人通報作業部会長と考える〜」
      会場 弁護士会館17階1701会議室
      主催 日本弁護士連合会
      共催 JNNC / 国際女性の地位協会

      ◎2018年10月4日(木)14:00〜16:00
       北九州シンポジウム 「(仮題)国連女性差別撤廃委員会シュルツ委員講演会
                  〜~女性差別撤廃条約のより深い理解のために」
              会場 北九州市立男女共同参画センター・ムーブ5階大セミナールーム(北九州市小倉北区大手町11-4)
              主催 アジア女性交流・研究フォーラム

      ◎2018年10月6日(土)13:30〜15:30
       大阪シンポジウム 「女性差別撤廃条約 選択議定書の批准を進めるために
                  〜CEDAWパトリシア・シュルツ委員と林陽子委員を招いて」
              会場 大阪・京阪ホテル 会議室(地下鉄谷町線天満橋下車すぐ)
              主催 WWN(ワーキング・ウィメンズ・ネットワーク)
      *********
      ●2018年10月3日(水)10:30〜11:30・・・・・・・・・・・・・・・・
      内閣府主催「女子差別撤廃委員会委員シュルツ氏に聞く会」(於女性就業支援センター)開催

       http://www.gender.go.jp/kaigi/renkei/ikenkoukan/75/index.html 
       10月3日のみ事前申し込みが必要です。上記へ9月25日までに申込んでください。

      意見書の状況

      2018.09.22 Saturday

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        事前の予想通り、福島原発の放射能汚染水を海に流すことに反対する「トリチウム等汚染水の海洋放出に反対する意見書」は、平成クラブと公明党が反対し、否決されました。


        東京医科大学の女性受験者への差別に関連して「女性差別をなくし、等しく教育を受ける権利、職業を選ぶ権利の保障を求める意見書」は、全会派賛成で可決されました。