えみこ日記

和光市長/松本武洋氏のfacebookは考えさせられる!

2019.01.31 Thursday

0
    和光市長の松本武洋さんのfacebookに以下のように掲載されていました。私も知っているSさんのことに触れながら、地域に必要な人材について書かれていました。

    八潮は市議選は一昨年済んでいるので、統一地方選は県議選のみです。どんな候補に投票すべきか…とても参考になるので、全文シェアさせていただきます。

    ここから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



    ちょっと長くなりますが、皆さんの地域の地方自治、県政や市政にも少し関係のある話です。

    実は日曜の深夜、ある市議選の結果を見て愕然としました。
    落選されたのはS議員とします。Sさんは、私が新人時代にその活動に感銘を受け、参考にしてきた完全無所属の市議さんの後継として2期務め、今回は3期目、迷った末の出馬でした。

    地域住民と市役所の馴れ合いで公共施設の利用の公平性に疑義がある、と追及したり、普通なら避けて通りたいテーマを丁寧に取り上げておられました。
    そこには明確に「公平公正」という、公共の分野では当たり前であることが徹底されず、お友達政治の塀の中で温存されがちな悪弊をほじくり出す、誠実さと勇気溢れる姿勢がありました。

    地域の人々のやる気を一番削ぐのかお友達政治ですから、そこを「ぶっこわす」というのは地域活性化のための大切な作業です。
    これから4年間という時間、Sさんを失うことにより、あの市の市政は刺激を失い、特に執行部サイドは緊張感を失うかもしれません。

    さて、私もこの世界で仕事を始めて満16年になります。初めて議員になった時、現職の議員さん方を多少なりともなめていたな、というのが正直なところです。

    世間の人には、地方議員なんて素人に毛が生えたようなもの、という感覚の人が少なくないかもしれません。しかし、地域の名誉職の時代ならまだしも、今、議員は専業の方が増え、一人ひとりの議員が議会活動に費やす時間も多くなりました。たくさんの充実した研修もあり、地方議員の仕事はプロフェッショナルの仕事である、という色彩を濃くしつつあります。

    私は前職の関係で、多くの経営書や雑誌を作り、一流の経営者やコンサルタント等と経営について語り合ってきた経験から、マネジメントに関する知識や知恵に触れてきた、ということにはそれなりの自信がありました。

    しかし、議会活動をしてみて感じたことは数期やった現職の持つ経験値の意外なほどの確かさ、強さでした。
    もちろん、何年やってもさほど学ばない方がいるのはどの世界も同じ。しかし、真剣に務めて来られた方には、やはり力が付いています。

    何より、議会は生ものであり鉄火場(失礼!)みたいなものですから、場数を踏んでいるとやはりいざという時に強いです。
    そういう意味で、1期目はやはりどう頑張ってもお試し期間という意味合いが濃く、2期目でようやく全開バリバリ、と考えてよろしいかと思います。

    さて、Sさんです。Sさんも1期目は真っ直ぐにぶつかりながら、試行錯誤しているように見えました。そして、2期目。一気に開花するように、そのポリシーを曲げず、思いを込め、徹底的に頑張る姿がありました。もし、これで当選していたら、さらなる活躍があったことでしょう。

    ただ、一つ外からは見えず、最後までわからなかったのは、本当にSさんの仕事が市民に伝わっていたが、Sさんの活動の大切さを理解する仲間が広がっていたかどうか、ということです。

    私の古巣の東洋経済新報社が刊行している『週刊東洋経済』の今月19日号には、早稲田の浅古泰史先生のズバリ、多選禁止は経済的にプラスかマイナスか、という趣旨の記事がありました。結論は多選は妨げないほうが経済的にはいい、というものでしたが、私も経験的にそうではないか、と感じています。特に議員はそうです。

    期数の多い議員が持つ経験値は、必ず職員の重しとなり、いわゆるシーアンカーみたいな役割を議会で果たします。
    期数の多い議員ばかりでは、議会は慣性走行となり、活性化しないのは事実。しかし、1期目と2期目ばかりでは議会は組織として大きく、経験値が蓄積されている行政には対抗できません。

    Sさんはこれで一度議会を去りますが、私はまた、苦しくてももう一度議会に復帰していただけないかなあ、と思います。これは勝手な私の捉え方ですが、その経験と誠実さは必ず地域に必要とされるものであろう、と感じるからです。
    もちろん、そのためには選挙に勝つ、ということに特化した特段の力を注ぐ必要があり、無責任にやれやれとは言えないのは事実ですが。

    ちなみに、和光市でも四月に県議選と市議選があります。市議会の活性化は地域の活性化には不可欠です。そして、市議会は政治人材、地域人材のインキュベーター(孵化器)という役割も多分にあります。
    市議選には、たくさんの有為の人材に名乗りを上げていただきたいです。そして、その中から、いい経験を積み、議会の中心として活躍する人材も出てくるでしょう。
    また、もしかして、市長職や県議の仕事に興味を持った方には、未来の県議や市長として名乗りを上げ、その立場から和光市のまちづくりに尽くしていただくこともあるかもしれません。


    こんな風に言える松本市長さんは、素晴らしい!