えみこ日記

高齢者の運転免許証返納問題は、公共交通の整備とセットです

2018.05.29 Tuesday

0
    昨日、90歳の女性が赤信号を無視して、歩行者を次々はね、そのうちの一人が亡くなられたという痛ましいニュースが流れた。

    高齢化時代、警察庁のまとめでは、運転免許の自主返納が2017年1年間に42万2033件(暫定値)あり、前年より7万6720件増えたそうです。うち75歳以上が約6割にあたる25万2677件。前年より9万336件増え、過去最多ということです。

    先日、知り合いのお父さまが、昨年免許を返納されたと聞きました。91歳まで運転していたそうです。前々から息子さんが返納を進めていたようですが、なかなか首を縦に振らなかったと伺っていたので、「それはよかった!ご家族も安心されたでしょう」と申し上げた。

    ただ、いつも出かける時には、息子さんが送り迎えしなければならなくなり、息子さんが用事がある場合には、やりくりが大変とも言っていました。

    先日、早稲田大学の勉強会に参加する際、高田馬場から早稲田大学正門まで都バスに乗りました。5分間隔でバスがでていて、とても便利でした。乗客は学生ばかりでなく地域の高齢者も利用していて、高田馬場から終点の正門までは4〜5くらいの停留所がありますが、途中で何人もの高齢者が降りていたのを見て、生活の足代わりに使っていることが分かりました。

    これだけ頻繁にバス便があれば、免許証を返納してもさほど不便は感じないでしょう。駅からは山の手線や地下鉄を利用できるから、外出に不便を感じることはないのでは、と思いました。しかも、駅はどんどんバリアフリーになってきて、どこの駅でもエレベーターやエスカレーターが整備されつつあるから、高齢者や障がいのある方には、使い勝手が向上しているし・・・。

    しかし、八潮市の場合はどうだろうか?駅ができてバスの便も増えていますが、例えば私の住んでいる地域では、午前中は11時35分が始発。午後も4時台まで1時間に一本しかない。午前中医者に行く方も11時台では間に合わないから、利用率はかなり低い。

    私も時々利用するが、ほとんど貸し切り状態。風を載せて走っているバスを見て、若い人たちは税金の無駄という。

    この地域もますます高齢化が進んでおり、もっとバスの便が多ければ、気軽に利用できるから、免許証の返納率も高まるのではないでしょうか。『安心・安全』を公約に掲げている八潮市、スピード感をもって、公共交通の充実を図っていただきたいのです。

    繰り返しますが、高齢者の免許証返納率を高めるには、公共交通の整備は欠かせないのです。