えみこ日記

福井県、石川県の福祉施設を視察してきます

2017.04.24 Monday

0
    あれは2015年の始めだったと思うが、生活困窮者支援法が始まる少し前に、「第29回自治総研セミナー『自立』の語り方〜支援戦略の多様性〜」という勉強会で、統括所長の橋本さんから児童家庭支援センター・児童養護施設「一陽」について話を伺ったことがあった。

    一陽ができるまでの話も素晴らしかったが、施設に入所している子どもたちが、アットホームな居場所で、ゆっくりと安心して成長していけるように、8人くらいが1ユニットのような小舎制施設であることに感動した。小舎制施設という言葉も、その時に初めて知ったのですが、一般家屋に近い居住空間で、少人数の子どもたちが家庭的に暮らすことができる施設形態を指すそうです。

    この小舎制施設は、虐待やネグレクト等、様々な困難を抱えた子どもたちが、人間関係の中で、愛されていることを実感し、人を愛することができるようにするためだそうです。

    そして、将来、地域の中でしっかりと自立できるようにするために、入所している子どもたちは、3歳未満児を除き、全員が地域の幼稚園や小学校、中学校、さらには高校へ通っていること。一人になれる場所を確保するため、小学高学年以上の子どもたちは原則個室で生活していること等を聞き、一度、視察に行きたいと思って、橋本さんと名刺交換させていただいた時に、「視察に行ってもいいですか?」と聞いた。

    橋本さんは、いつでもどうぞと言って下さったのですが、なかなかチャンスが作れなかったのです。

    今回、たまたまフェミ議連のメンバーから、Share金沢の視察に誘われ、日程を見たら大丈夫だったので行くことにしました。そして、よくよく考えたら前日に、越前市の一陽を視察できると思い、橋本さんにメールで視察を申し込んだところ、快くお引き受けいただきました。

    Share金沢には、14名で視察することになっていますが、その14名にも「前日、私は一陽を視察しますが、一緒に行きたい人はいますか?」と、MLで投げかけたところ、7名の方が希望され、一緒に行くことになりました。

    ちなみに、この一陽の話を聞いた際に、秋田県の藤里町社会福祉協議会の菊池まゆみさんのひきこもりをなくした話も聞き、昨年秋に、フェミ議連のメンバーで藤里町社協を視察させていただきました。とても充実した視察だったので、多くの人に聞いてもらいたいと、今年5月に行われるフェミ議連の総会の記念講演の講師にお願いしたところ、快くお引き受け下さいました。なお、この講演は、一般の方も参加できます。

    今日は午前中、議会報編集委員会があり、出席してから出かけることにしています。午後は、議員会の役員会もあるのですが、こちらは欠席させていただきます。

    しっかりと視察をして、また、報告させていただきます。

    26日の夜には帰宅いたします。