えみこ日記

保育所「保留」通知は、認可保育所入所を希望するも入れないことです

2017.02.15 Wednesday

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     昨年8 月31 日付で、「保育所入所不承諾通知書の名称等の変更について」という通知が、厚生労働省雇用均等・児童家庭局長から自治体へ届いた。

     内容は、従来の「保育所入所不承諾通知書」から「保育所入所保留通知書」と名称を変更するようにというものです。その理由として、「当該通知書について、保育サービスを希望する保護者の個別ニーズや状況にあった利用調整の一環として、保護者の心情等に対する一層の配慮を図るため、その名称等を変更することとした」とある。

     しかし、いくら名前を変えたとしても「入所できなかった」ことには変わりがない。特に、育休明けの4月から職場復帰を考えている保護者にとっては、この時期に「保留」通知を受け取ったショックは相当大きいはずです。

     担当課に、そもそも現時点で4月に入所可能な施設の空き(枠)がどのくらいあって、入所希望している子どもの数を年齢別に教えて欲しいと尋ねた。単純に考えると入所枠から希望人数を引き算すれば、残りが入れなかった子どもの数となるはずであるから。

     やり取りの中で、判明したのは100人以上の保護者へ保留通知を出したそうです。私が「100人以上と言っても101人〜199人まで、幅広い。具体的に何名なのか…」と聞いたら、中には、今保育所に通っているが別の保育所に転所を希望している方も含まれているので、100人以上がすべて認可保育所に入れないというわけではない」という。

     私が「じゃあ、その内の何名が転所を希望しているのか」と聞くと、答えないので、「まさか、半分以上の方が転所を希望しているとは考えにくいから、全く入れない数はどのくらいいるの?」と聞くと、おおよそ100人以上ということでした。

     入所の申込書には、第五希望まで書けるようになっているそうなので、大抵の方は認可保育所の方が費用も安いから、よほど特別の理由がない限り、認可外保育所に入れるよりも認可保育所を希望するでしょうから、ほとんどの方は第5希望まで書くのではないでしょうか。

     FBに「認可全滅!」という書き込みがあったのは、そのことを証明しているのではないでしょうか。

     もちろん行政も何もせずに手をこまぬいているわけではなく、それなりに努力していることは分かりますが、もっと早い段階で対応を開始していれば、こういった事態にはならなかったように思います。

     これからまだ辞退などもあり、数字が移動するとしても、この分ではいわゆる待機児童は確実に出ることは明らかです。来年度には250人規模の認可保育所を増やす計画が先日の会派説明でもあり、平成29年度新予算にも関連予算が計上される予定となっています。

     でも、ことの性質上、今、必要なサービスなのだから・・・「1年後に入所できるからそれまで待って」と先送りできない。何か良い解決方法はないものか…と考えています。

     ところで、若い方が多い戸田市のHPを見ていたら、下記のように現時点での空き状況が広報されていた。八潮市も真似をすべきです。
     
    平成29年4月一次選考後の空き状況

     2017年(平成29年)4月入所一次選考後 空き状況(認可保育施設) [PDFファイル/89KB]

     2017年(平成29年)4月入所一次選考後 空き状況(小規模保育等) [PDFファイル/74KB]

     なお、選考結果につきましては、2月3日までに発送をしております。

     お電話での結果回答は行っていませんので、ご了承ください。 

     (注釈)戸田市指定家庭保育室の空き状況についてはこちらのページからご覧いただけます。


     いずれにしても明日、年齢別の枠と希望者数を教えていただくことになっています。今日はこれから四谷の上智大学へ行く用事があるため、明日にしました。