えみこ日記

集団フッ素洗口、十分なインフォームド・コンセントが先です

2013.05.16 Thursday

0
    今月15日付けで、八潮市教育委員会教育長名(なぜか個人名は書いていない。単に教育長とあるのみ)で、各小学校の保護者あてに、以下のようなお知らせが出たことを知りました。

                   フッ化物洗口の実施について

    日頃より児童の健康の保持増進につきまして、ご理解ご協力をいただき御礼申し上げます。
    市内の各小学校では、むし歯予防の観点から歯磨き指導などの健康教育に取り組んでいるところです。

    さて、 「フツ化物洗口」は、低濃度のフツ化物の水溶液約10ミリリットルで1分間程度ブクブクうがいをすることでむし歯を予防する簡便な方法ですo この方法は、効果および継続性の面から優れたむし歯予防法として厚生労働省や専門学会等で推奨されています。

    現在市内の各小学校では、厚生労働省が作成した「フツ化物洗ロガイドラインについて」、埼玉県と埼玉県歯科医師会が作成した「フツ化物洗口の実務マニュアル」および埼玉県の「歯科口腔保健の推進に関する条例」に基づき、学校歯科医や八潮市歯科医師会の指導の下、希望者にフッ化物洗口を実施しております。

    昨今、このフッ化物洗口の安全性について問題視する方や団体等があり、様々な考えをお持ちの方がおられます。つきましては、実施を希望しない場合やご不明な点がありましたら、ご遠慮なく学校または教育委員会学務課までお問い合わせください。

    《問い合わせ先》
    ハ潮市教育委員会学務課
    TEL 048-996-2111
    内線 388  担当職員名


    …………………
    ざっと、こんな内容です。

     お知らせの中にある「このフッ化物洗口の安全性について問題視する方や団体等があり、様々な考えをお持ちの方がおられます。」という表現は、問題視する人や団体が何か特別な人や団体と、決めつけるような書き方です。

     日弁連や日本消費者連盟、主婦連合会、薬害オンブズパーソン等、多くの団体がフッ素洗口について「問題あり」と、中止を求めています。決して一部の奇人・変人が反対しているわけではありません。

     また、歯科医師の中にも集団フッ素洗口は危険と考えている方は沢山います。

     更に、こんな記事もあります。

    〈ポール・コネット教授の指摘〉
     セントローレンス大学のコネット教授は、今年1月の論文の中でフッ素化に反対したノーベル受賞学者を12人紹介して、次のように述べている(ポーリングを付加する)。フッ素化に反対する初期の人たちは生化学者であった。このなかの一人に、酵素化学の指導的な権威者でノーベル賞を受賞したコーネル大学のジェームス・B・サムナー博士がいる。彼は次のように述べている。「我々はゆっくりと進むべきです。フッ素やフッ化物が毒物であることは誰でも知っています。……我々は酵素化学で、フッ素を酵素を毒するために使うのですが、酵素と体にとって致命的なものです。フッ素化に反対する理由はここにあります。酵素が毒されれば、動物も植物も死滅します。」

     ジェームス・B・サムナー博士は、フッ素化に反対ないし保留を表明した化学、医学分野のノーベル賞受賞者の少なくとも、12人のうちの一人である。このような学者には、(注:12人の氏名と受賞年・分野を記載)といった方々がいる。このリストを見ても、アメリカ歯科医師会がいう「フッ素化の問題には、もう科学的論争など存在しない」とか、「フッ素に反対する者は変人奇人の類である」などという主張がバカげたものであるのがわかろう。

     学校によっては、歯科医師による説明会もなく、以下のような「フッ素洗口の危険性」も示さず、虫歯が減る・害はない・安全だという情報だけ記載された用紙と一緒に同意書を配っている学校もあるようです。

     おそらく、フッ素を勧める方たちは、フッ素は「虫歯が減る・害はない・安全」だと信じているようですが、害が出ている・出てくる可能性があることを知らずに勧めている場合が多くの場合見受けられると、薬害オンブズマンが書いています。

     フッ化物洗口は、急性中毒の発症の危険性がある。 週1回法を採用した場合は特に、全量飲み込みで急性中毒症状が発症する危険性が大いに考えられる。フッ化物洗口では、年齢が低いほど飲み込んでしまう割合が多いことが報告されており、水道水へのフッ素添加と同様に、発癌性を含む長期的害作用の危険性が十分にある。
      むしろ、フッ化物洗口の場合、フッ素添加の水道水を飲む場合より口腔内フッ素濃度が上昇するため、口腔癌、咽頭癌の発生の危険性はさらに上がる可能性がある。さらに免疫機能が未成熟な子どもが発癌物質に曝露した場合、大人より大きな影響を受けると考えられる。

     決して一部の特殊な人や団体が疑問視しているわけではありません。

     そもそも、虫歯の本数の減少は、フッ化物洗口の実施率と比例しません。

     洗口人数がほとんどない東京都でむし歯の子供が少ない、全国と新潟県のグラフが、5年の差で減少率がほとんど一致していることなどから、フッ素洗口だけでむし歯が防げるとは言い難い結果となっています。

     イギリスのコクラン共同計画が出した「コクランレビュー」によれば、フッ素入り歯磨きを使っている場合、さらにフッ素洗口しても効果の上乗せはないとしています。日本のように歯磨き剤がフッ素を配合している場合、フッ素洗口をしてもさらに効果があるとは言えない、という見解が出ています。

     (コクラン共同計画とは・・・・イギリスに本部を置く治療、予防に関する医療の評価調査プロジェクト。ある目的とする医学的介入についてのエビデンス(科学的根拠)を明らかにするために、世界中からの論文をあらかじめ定めた基準で網羅的に収集し、批判的評価を加え、要約し、公表するための方法である。)

     少なくとも、現在、市内の小学校で集団フッ素洗口を実施するに際して、今の時代、当然のことのように行われるはずのインフォームド・コンセントが不十分であることは確かです。まずは、こういったお知らせを配るよりも、きちんとしたインフォームド・コンセントを行うことが先でしょうに…。 


                       ★☆☆☆人気ブログランキングに参加しました☆☆☆★気に入っていただけたら、下の緑のマークにクリックを ↓